中学受験に家庭教師は必要?メリット・デメリットと選び方を紹介
中学受験の対策として、学習塾に通うだけではなく家庭教師という選択肢があります。
学習塾の補助として、家庭教師を検討するご家庭もあるでしょう。
今回は、中学受験に家庭教師が必要なケースやメリット・デメリット、家庭教師の選び方についてご紹介します。
目次
家庭教師が必要なケースとは?
家庭教師をつけるメリット
家庭教師をつけるデメリット
家庭教師の選び方
家庭教師が必要なケースとは?
中学受験の対策としては学習塾が一般的ですが、家庭教師の方がお子様に合うことも。
学習塾の勉強では足りず、家庭教師のサポートが必要になるケースもあります。
以下のようなお子様は、家庭教師が必要かもしれません。
①自分のペースで学習を進めたい
学習塾では集団で授業を受けるため、皆が同じペースで学習を進めていきますが、お子様が自分のペースで学習を進めたい場合は家庭教師が適しています。
得意・不得意分野がはっきりしているお子様は、家庭教師が合っているかもしれません。
②志望校に特化した学習を受けたい
学習塾では集団で授業を受けますが、お子様によってそれぞれ志望校が異なるため、各校の対策をすることは難しいです。
お子様の志望校が決まっていて、志望校に特化した学習を受けたい場合は、家庭教師をつけるメリットが大きいでしょう。
③受験勉強をはじめるタイミングが遅かった
進学塾では、決まったカリキュラムに沿って授業が進んでいきます。
一般的に中学受験用のカリキュラムは、小学校3年生の2月からスタートし、途中から塾に通う場合、前のカリキュラムに遡って学習することはできません。
受験勉強をはじめるタイミングが遅い場合、集団塾のペースに自力で追いつくのは大変なので、家庭教師をつけると良いでしょう。
④集団塾の学習ペースについていけなくなった
集団塾の学習は一定のスピードで進むため、学習ペースについていけなくなった時は家庭教師のサポートが必要かもしれません。
特に、塾で積極的に質問ができないお子様は、家庭教師をつけて質問しやすい環境をつくることで、学力が伸びる可能性があります。
家庭教師をつけるメリット
①個別指導で子どもの学力にあった学習を受けられる
家庭教師は、お子様に合った学習ペースで進めることができ、苦手な科目を重点的に学ぶ等、学習内容を臨機応変に変えることが可能。
また、分からない箇所があったらすぐに質問できるため、苦手分野をそのままにせず、確実に克服していくことができます。
②塾に通う移動時間がかからない
進学塾が自宅から遠い場合、移動に時間がかかってしまいます。
家庭教師では自宅で授業を受けることができるため、移動時間の短縮になり、その分を学習時間に充てることができます。
③保護者が学習内容に関われる
家庭教師は自宅で指導するため、保護者が学習風景を確認することが可能です。
学習内容や受験について、保護者が先生に相談しやすいというメリットもあります。
家庭教師をつけるデメリット
①先生の能力に左右される
家庭教師は完全個別指導のため、先生がお子様に合うかどうかが非常に重要です。
先生の指導能力が低かった場合やお子様に合わなかった場合、思うように学力が伸びない可能性があります。
②授業料が高い
一般的に、家庭教師は学習塾に比べ授業料が高く、2〜3倍の差があります。
また、授業料に加え先生の交通費やお茶・お菓子等の費用も必要です。
③保護者の負担がある
家庭教師をつける場合、先生を家に招き入れるため、掃除やお茶出し等が必要です。
そのため、保護者によっては負担が大きいと感じる人もいます。
④課題が膨大になる
学習塾の補助として家庭教師をつける場合、課題が膨大になる可能性も。
お子様の負担が大きくなり、勉強が嫌になってしまう懸念があるため、家庭教師の学習は塾の教材ベースで進める等、工夫が必要です。
家庭教師の選び方
家庭教師は先生選びが重要です。
中学受験に家庭教師をつける場合は、お子様に合った先生を選ぶようにしましょう。
①学生アルバイト講師かプロ講師か
家庭教師には、家庭教師を専業とするプロ講師と、学生のアルバイト講師がいます。
【学生アルバイト講師】
年齢が近く緊張せずに学習に取り組めるのがメリット。
中学受験経験者であれば、記憶の新しい体験談が参考になることも。
【プロ講師】
指導経験が多く、教え方のノウハウがあることがメリット。
面接や試験などを受けていることが多いため、能力に信頼がおけます。
また学生アルバイト講師は、大学や就活等でスケジュールが変更になることがありますが、プロ講師は専業のため日程変更は少ないです。
お子様によって学生アルバイト講師とプロ講師どちらが合うかは異なるため、じっくり検討しましょう。
②体験授業を受けることが重要
家庭教師を選ぶ際には、体験授業を受けるようにしましょう。
体験授業を受けることで、あらかじめお子様とのミスマッチを防ぐことができます。
家庭教師は先生の能力と、先生と子どもの相性が非常に重要です。
良い講師と出会えるまで何度か体験授業を受けることも覚悟しておきましょう。