テレビやゲームで息抜きをしてもよい?中学受験の息抜き方法を解説

   目次

    適度に息抜きをすると勉強に集中できる

    テレビやゲームは悪い面ばかりではない

    息抜きのルールを決める

    まとめ

適度に息抜きをすると勉強に集中できる

中学受験ではつい子供に長時間勉強させたくなってしまいますが、適度な息抜きをすることで学習の効率は上がります。長時間勉強していると、時間が経つにつれて勉強に集中できなくなっていきます。子供は大人以上に集中できる時間は短いです。

しかし、途中で息抜きを入れることで、集中力を取り戻し再び勉強に向かうことができます。結果的に、息抜きをしたほうが学習の効果も高まるのです。

また、しっかり勉強したら休憩や好きなことが待っていると考えられるので、勉強への意欲も高まります。


息抜き方法としては、運動や漫画、テレビ、ゲームなど様々な物があります。特に身体を動かすと、リフレッシュになりますし脳の活性化にもつながります。とはいえ、子供一人ひとりにやりたい息抜き方法があると思います。まずは子供の考えを聞いて、息抜き方法を決めていってください。

テレビやゲームは悪い面だけではない


様々な息抜き方法の中で、特にテレビやゲームは子供から人気があるコンテンツです。しかし、テレビやゲームは子供に悪影響なのではと思う保護者もいるかと思います。結論からいうと、必ずしも悪いばかりではありません。

たとえば、テレビであればアニメやお笑い、ニュース、スポーツ、クイズなど様々な番組があります。その中には中学受験に役立つ知識や教養が身につく物も多いです。ニュースでは時事問題が学べますし、生き物の生態を紹介する番組では理科の知識が身につくでしょう。 ゲームも同様です。歴史や漢字が覚えられる物、地理が学べるゲームなどもあり、必ずしも悪影響とは言い切れません。


最近の中学受験では、学習知識を問われるだけではなく考える力が重要視されています。そのときに、テレビやゲームから得られた様々な知識や教養は、考える下地として役立つはずです。ゲームをプレイする中で、戦略を考えながら武器やアイテムをそろえて敵を倒す作業は、能動的に考える力を養っているともいえます。

また、保護者が子供の息抜きで一緒にテレビを見ながら、内容を話し合ったり子供の考えを聞いたりすることは、親子のコミュニケーションにつながるとともに、子供の考えて話す力を伸ばしていきます。


このように、テレビやゲームには良い面もあります。中学受験をするからといって、禁止はしなくても構いません。むしろ無理やり取り上げてしまうことは、子供のストレスになったり、無気力状態につながったりする可能性があります。ただ、ダラダラとテレビを見たり、ゲームに熱中してやりすぎてしまったりすると、勉強に悪影響が出てしまいます。程よい距離感で遊ぶことが大切です。

息抜きのルールを決める


テレビやゲームは、制限時間や番組の種類などのルールを決めて息抜きをすることが大切です。たとえば、宿題が終わったらできる、1日30分までなどです。この時に決めるルールは保護者が押し付けるのではなく、子供と一緒に話し合いながら決めましょう。子供が自分で決めたという意識を持つことで、ルールを守りやすくなります。


しかし、約束したからといって全ての子供がルールを守れるとは限りません。保護者はついイライラして口を出したくなりますが、最初は見守って様子を見てあげてください。子供が自分で時間や約束を決めて行動することは、スケジュール管理能力の育ちにもつながっていきます。それでもなかなか守れないようであれば、一緒に話し合いながら解決策を考えたり、新しいルールを決めたりしていきましょう。頭ごなしに否定するのではなく、一緒に解決するという姿勢が大切です。


また、どうしてもテレビやゲームは時間を使いたくなってしまうような物が多いので、ルールを守れるような環境設定も大事です。たとえば、ゲームは保護者の目が届くリビングで行うこと。子供部屋に持ち込んでしまうと、つい時間を守れなかったり保護者に隠れてゲームをやり続けたりするかもしれません。時間に気づけるようにタイマーをセットしてもよいでしょう。テレビは、好きな番組を録画して後から視聴することで、時間の区切りがつきやすいです。

まとめ


中学受験は長距離戦です。適度な息抜きが無ければ、中学受験自体が嫌になってしまうかもしれません。特に、受験勉強を始めたばかりだったり、小学校中学年だったりすると、すぐに長時間集中して学習することは難しいと思います。

少しずつ勉強の習慣をつけながら、学習量を増やしていきましょう。もちろん、受験前の小学6年生であっても、少しでもよいので時々息抜きは入れてあげてください。


今回は中学受験における息抜きの大切さを紹介しました。上手に息抜きを入れて、メリハリをつけながら学習していきましょう。

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