公立中高一貫校にはどんな子が合格しやすい?おすすめの受検対策も紹介

公立中高一貫校の受検内容

公立中高一貫校に合格しやすい子の特長

受検に役立つ効果的な対策とは?

まとめ

公立中高一貫校の受検内容

【報告書】

5、6年生の2年間を対象に8教科の成績や出欠、学校での様子を小学校の先生に依頼して書いてもらう資料です。学校によっては、4〜6年生の3年間を対象とした報告書の提出を求められます。

【適性検査】

公立中高一貫校の選抜方法は「適性検査」と呼ばれ、私立中学の教科ごとの試験とは異なります。それは学校教育法の規則により、公立中学の試験は学力検査が禁じられているためです。適性検査の内容は、思考力や表現力が求められる教科横断型の問題が出題されます。

【作文】

多くの公立中高一貫校で作文が出題されます。与えられた文章を読み取り、そこから課題内容にそって自分の体験や考えなどを、400〜450字程度の文章にします。

【面接】

多くの公立中高一貫校で面接を行います。学校によって個人面接や集団面接、グループ活動のように形式に違いがあります。

公立中高一貫校に合格しやすい子の特長

【様々なことに興味関心がある】

適性検査では、常識的なマナーや社会に関わる問題などが出題されます。普段から生活の中で様々なことにアンテナを張り、探究する子は適性検査に向いているでしょう。

【長い文章の読み書きができる】

多くの学校で作文が出題されるため、問題文を読み取る力と長文を書きあげる力が必要です。文章を読むこと、文章を書くことに苦手意識がない子は適性検査で有利と言えます。

【論理的な思考と表現ができる】

適性検査では問題文の意図を把握し、自分の考えを相手にわかりやすく伝える能力が求められます。自分の意見を表現するとき、根拠から結論までを筋道立てて説明できることが論理的思考であり、わかりやすく伝えることに繋がります。

【問題の見極めと判断が速い】

適性検査では、限られた時間で様々な問題に答えなければいけません。時間配分に注意し、分からない問題は飛ばして次に進む判断の速さが必要です。

【意欲的に小学校生活を送っている】

報告書には欠席日数や授業態度が記載されており、合否判定に影響します。真面目に学校生活を送るのはもちろん、生徒会活動や学級委員など、積極的な活動実績があると評価されやすいでしょう。

【基礎学力が定着している】

適性検査で出題される問題は、小学校の学習範囲を超えることはありません。土台となる基礎学力をしっかり身につけることが、適性検査を受けるうえで基本となります。

【勉強の他に頑張っていることがある】

報告書にボランティア活動や習い事、児童会の活動など、勉強以外に打ち込んでいることの記載があると高い評価を受けやすくなります。また、何かに自主的に取り組む経験は、子どもの成長を促すチャンスです。

【志望校が募集している人物像に当てはまる】

公立中高一貫校の教育理念は学校によって違い、育成したい人物像も変わります。子どもの性格や理想像が、学校の方針と合っているかをよく確認しましょう。学校の公式サイトやパンフレットを見たり、文化祭に行ったりして学校の雰囲気をつかむのもおすすめです。

受検に役立つ効果的な対策とは?

【日常的に辞書を引く習慣をつける】

テレビを見たり本を読んだりしたときに、分からないことが出てきたらすぐに辞書を引く癖をつけましょう。習慣化することで、自然と知識を増やすきっかけになります。

【ニュースに関心を向ける】

普段から時事問題に関心を持つと、知識を広げると同時に物事を深く考える力が鍛えられます。社会の問題に目を向け、それに対し自分の考えを表現できることが必要です。ニュースを見て感じたことや自分の意見を、文章にまとめたり家族に話したりするのも効果的な方法です。

【計算能力と漢字能力をつける】

適性検査では、基礎的な計算能力やグラフを読み取る力が必要な問題が出題されます。割合や小数を含め、基本の計算はよく練習しておくようにしましょう。また、小学校で習う漢字はしっかり記憶し、適性検査で書けることが必要です。漢字の間違いがあったり、習った漢字が書けていなかったりすると減点になります。

【家族の会話を意見交換の場に】

家族の日常会話を、みんなで意見を交わし合う機会にすると良いでしょう。物事に対し家族が互いに考えを主張し合い、意見を比べることで自分の意見を持つ力が磨かれます。

【新聞を読む力をつける】

適性検査では、長文の問題を限られた時間で読み取る力が必要です。新聞は文章を読み取るトレーニングにもなりますし、時事問題や社会の出来事を知る勉強にもなるでしょう。

【知的好奇心を高める場所に出かける】

家族で出かける際は、子どもの知的好奇心を高める場所を選びましょう。博物館や科学館などは、子どもの興味を広げつつ気分転換にもおすすめのスポットです。

【過去問を徹底的にやる】

私立中学の教科試験とは違い、適性検査は出題の予想が難しいのも事実です。それでも過去問を多く解くことで、適性検査の形式に慣れる練習になります。

まとめ

今回は公立中高一貫校の受検に合格しやすい子の特長や、受験対策について紹介しました。公立中高一貫校の受検の合格には、基礎学力にプラスして思考力や表現力が求められます。学校の勉強と平行して、日常的に能力を養うことが大切です。家庭でもできる対策を取り入れ、受検で力が発揮できるように備えましょう。

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