暗記だけと侮るなかれ!社会の勉強法を解説

目次

社会の基本は暗記?そのコツとは

分野別の勉強法とは

やってはいけない勉強法とは

まとめ

社会の基本は暗記?そのコツとは

社会は5教科の中でも覚えた知識がそのまま得点に繋がりやすい科目です。暗記は数ある勉強法の中でもっともシンプルです。覚えた単語や公式を応用する必要はありません。記憶した知識をそのまま解答するだけで点数になります。歴史に出てくる人物の名前や年号、地理の国名など、覚える範囲は広いですが、暗記を効率的に行うことができれば短期間での得点アップが見込めます。しかし、暗記は正確さが大事です。あやふやな知識では正解できないので、知識の量と正確に覚えることができるかが重要になります。

得点アップのポイントは繰り返し勉強して暗記することです。人は3回以上繰り返さないと記憶に残らないと言われております。暗記が必要な内容は最低でも3回以上は反復練習をして覚えましょう。参考書や問題集に関しても、1冊を繰り返し活用する方が効果的だといえます。

記憶を定着させるにはインプットも大事ですが、アウトプットする事も大事です。見たり、書いたりして覚えるよりも知識をアウトプットする練習をした方が記憶に残りやすくなりますので、問題を解いたあとに内容の説明を他人に行ったりするといいでしょう。

また、暗記を効率的に行うためには、それだけを覚えようとするのではなく、イメージと関連付けることがポイントです。社会に関して興味を持って、基礎知識を身に付けることで、重要人物や関連する単語などがイメージと関連しやすくなります。

分野別の勉強法とは

【歴史】

歴史は社会の中でも、もっとも暗記力が重要になります。人物や法律名など、重要な固有名詞を効率よく覚えていくことがポイントになります。また、年号もよく出題されますので、語呂合わせを使うと覚えやすくなります。

歴史が苦手という人は、漫画本などを活用してストーリーをイメージすることで覚えやすくなります。歴史では覚える範囲が広いので、出題範囲を把握して苦手なポイントだけに絞って暗記すると効率よく暗記することができます。

【地理】

国や都道府県にまつわる問題やグラフ、表などを使用した問題が出題されます。授業中や自習学習の際に地図を横に置き、場所を確認しながら学習すると記憶に残りやすくなります。

地理の場合、歴史と違って時系列で覚えていく必要はなく、興味を持ったものから学習を進めて問題ありません。自分が住んでいる県の特徴を知るなどして、関連の深い地域から学習してみてはいかがでしょうか。

【公民】

公民は基本問題と応用問題とに分かれており、基本問題の場合、教科書に載っている語句をしっかり覚えていれば点数が稼げます。反対に、応用問題の場合、仕組みや制度の内容を記述させる問題が多く、語句の暗記だけでは解くことが難しいです。歴史の背景や理由まで覚える必要があります。

また、法律に関する問題は、硬い内容のイメージが強く、苦手意識を持っている方が多いです。逆に言えば得点に差がつきやすい分野なので、モチベーションを維持しながら勉強していくことを心がけましょう。

やってはいけない勉強法とは

単語や年号だけを片っ端から丸暗記するというやり方はやめましょう。単語や年号だけ覚えても断片的な記憶しか残らず、すぐに忘れてしまう可能性が高いです。全体の流れをひとつの出来事として覚えることがポイントです。知識の定着ができてないと、歴史によく出題される出来事を並べ替える問題などが解けませんので、歴史の背景や理由などを併せて覚えていきましょう。そうすることで、応用力も身につき、効率的に学ぶことができます。

次に、調べながら問題を解く勉強法も非効率的なのでやめましょう。調べるという作業を行うことで答えを見つけ出すことが目的になり、知識の定着に結びつかない可能性があります。問題を解く際に、答えが分からない場合は答えと照らし合わせながら、すぐに理解して学習を進めていく方が記憶に残りやすくなります。

まとめ

社会は数学などの教科と違って公式やルールを知らないと解けない状態に陥ることはありません。知識が正確に定着していれば高い点数を狙える教科です。受験までに使える時間を考慮しながら、効率よく覚えていくといいでしょう。また、短期間で実力をつけるには、勉強量だけではなく、質を上げていく必要があります。各分野毎に勉強法を変えるなどして、効率的に覚えていくことを心がけましょう。

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