中学受験 男子校・女子校、共学校のメリットデメリット
目次
共学校のメリット、デメリット
男子校・女子校の特徴とメリット、デメリット
共学校と男子校・女子校の傾向と向いているタイプは?
まとめ
共学校のメリット・デメリット
【共学校のメリット① 社会に出てからの適応力が身につく】
社会に出れば男女一緒に働き一緒に生活していくことになります。
学校の授業や行事を通じて、多様な考え方に触れ異性の価値観の違いを理解できます。異性の考え方や相手との適度な距離感がわかるようになります。
また学校生活内での会話などを通じて、相手の気持ちを推し量る事が出来コミュニケーション力が身につきます。社会に出てからの適応力を早いうちに身に付けることが出来るでしょう。
【共学校のメリット② 異性の存在がお互いに良い影響を与える】
異性がいることで同性の良さをさらに知り、強い仲間意識をもつことができます。
体育祭や文化祭など一緒に協力して作っていくので、行事が盛り上がり楽しいと感じることも多いでしょう。
また、誰かを好きになることや恋愛経験をすることで精神的にも成長できます。
【共学校のデメリット① 男女の特性に合わせた授業展開がしづらい】
男性と女性では考え方や脳の性質は異なります。教科の学習方法や学習スタイルは、男女で授業を分けることで学習効果を上げる事ができます。一般的に共学では男女ごとの授業を分けないので、学習効果を最大限発揮するという点では難しいでしょう。
【共学校のデメリット② 異性の目が気になる】
思春期になるとどうしても異性や周りの目を意識することが出てきます。
自分らしさを出せず、結果的に自分のやりたいことを出来ないこともあるかもしれません。
また異性で気になる人が出てくることや、恋愛を経験することもあります。
感情を制御できずに、勉強に集中できず学業が疎かになり成績が下がることも考えられます。
男子校・女子校の特徴とメリット、デメリット
【別学のメリット】
男女では身体的にも精神的にも成長するスピードが異なります。別学では、男女それぞれの特性に合わせた授業を進める事ができます。
また、異性や周りの目を意識せずに自分のやりたいことに遠慮なく取り組めます。
異性で気になる人が出来たり恋愛する機会がないので、本業である勉強に集中できます。
【男子校の特徴とメリット】
男子校のイメージを体育会系と思う人も多いですが、実際にはスポーツに打ち込む生徒以外にも、文化系の生徒やわんぱくな生徒、勉強好きな生徒など様々な生徒がいます。
体育祭や部活などでは、男子校ならではの仲間との協力、結束力の強さを感じることができます。
【女子校の特徴とメリット】
女性の品性としての美しさ、例えば姿勢や礼儀、食事での作法など女性が社会に出て必要な礼法を重んじる学校もあります。
一般的に女子校をお嬢様というイメージを持つことが多いですが、
体育祭や文化祭の行事での力仕事、委員会や部活のキャプテンもすべて女子がやり、たくましさを鍛える場や機会が多くあります。
自立性と物事をやり遂げる強さを養うことができ、早いうちからリーダー経験を積むこともできます。
また、進路指導などでは女性目線でアドバイスをもらえるという点も挙げられます。
【男子校・女子校のデメリット】
社会に出ると、異性と自然に交流する事が必要になります。異性との接し方や適度な距離の取り方が分からずコミュニケーションに苦労することが出てきます。
また、必要以上に異性を意識してしまい、偏見を持ったりすることもあります。そういった懸念点をなくすために、最近では近隣の学校同士での交流活動を取る学校も増えてきています。
共学校と男子校・女子校の傾向と向いているタイプは?
【共学校と男子校・女子校の傾向】
近年、男子校と女子校の割合は減ってきており共学化が進んでいます。現在は共学校が9割ほど占めており、男子校・女子校の割合は1割を切っています。背景としては、男女平等という社会的な考え方と、少子化の影響と経営難が挙げられます。
【別学に向いているタイプ】
共学と別学ではそれぞれメリットデメリットがあるので、どちらが向くかは子どもの性格による部分があります。おとなしめの子どもや自分を見せるのがあまり得意ではない子どもは、環境に萎縮することもあります。精神的な成長が遅めの子どもは別学の方が過ごしやすいかもしれません。
まとめ
男子校・女子校、共学校とそれぞれの特徴やメリットデメリットを紹介してきました。
共学と別学でどちらが良いということはありません。それぞれの学校の特徴を理解したうえで、子供の性格や希望にあわせた学校選びをすることが大事です。
志望校を選ぶ際には、実際に学校見学に行ってみて校風の違いを見ることをおすすめします。
充実した学校生活を送れるように、親子で話して決めましょう。