【小学校受験】展開図の問題について徹底解説!

小学校受験で出題される展開図の問題はお子さんにとってつまずきやすい分野でもあります。お子さんが展開図をなかなか理解できない、教えるのが難しいといった悩みを抱えている保護者の方もいらっしゃるでしょう。今回は展開図の問題を解いたり教えたりするときのポイントについて解説します。

目次

    【小学校受験】展開図の問題とは

    展開図の問題を解くときに気をつけるポイント

    展開図の問題について親が子どもに教えるときのポイント

    まとめ

【小学校受験】展開図の問題とは

展開図の問題ではサイコロを使用することが多く、次のような問題が出題されます。

・「この立方体を展開図にするとどのような形になりますか」

・「箱にするにはどこが足りませんか」

・「組み立てたときにサイコロになるのはどれですか」

・向き合う面や重なる辺についての問題

・面に描かれている絵や数字についての問題

問題の中には立方体だけでなく直方体の展開図について問われることもあります。

展開図は頭の中で想像することが難しく、理解できずに混乱してしまうお子さんもいらっしゃいます。そのため、いきなり問題を解くのではなく、まずはサイコロの構造を理解するところからはじめてみましょう。

サイコロの構造を理解するためには実物を用意してください。サイコロがなければ手作りのものでも大丈夫です。そして、お子さんと一緒にサイコロの観察をして気づいたことを話してみましょう。このとき保護者の方はお子さんが次のことを理解できるように説明してください。

・サイコロ(立方体)は2面が向かい合っている。それが3組、全部で6面ある。

・目の数は1~6。向かい合う目の数を合わせる(足す)と7になる。これらはどのサイコロでも変化することはない。

展開図の問題は紙面や言葉では理解するのが難しい分野です。そのため、理解を促すには実物を使うのが効果的です。

展開図の問題を解くときに気をつけるポイント

解くときに気をつけるポイントを3つご紹介します。1つ目はテクニックの部分になりますが、サイコロの展開図を覚えておくということです。サイコロの展開図は回転させたものや上下左右に反転させて重なるものを1つとすると全部で11種類あります。これらをすべて頭の中に入れておくと問題が解きやすくなります。ただし、この方法は直方体には応用できないので注意が必要です。

2つ目は問題を解き終えたら実際に展開図を組み立てながら答え合わせをしてみるというものです。答えを見ただけで理解するのは難しいので、実物で何度も確かめながら答え合わせをしてみましょう。

展開図の問題は実物を使うことがとても大切です。「自分でサイコロを組み立ててみる、それを解体してみる」という作業を繰り返しおこなうことでお子さんはサイコロの構造や展開図を理解していきます。また、自分でサイコロを作ると興味を持ちやすくなり、展開図に対して苦手意識を抱くことなく問題に取り組めるのではないでしょうか。

3つ目は何度も練習を重ねるということです。解き始めの頃は理解が難しく、投げ出したくなるお子さんもいらっしゃるでしょう。しかし、展開図は同じような問題を何度も解くことで理解できるようになります。最初からできなくても大丈夫です。根気強くたくさんの問題を解いてみましょう。

展開図の問題について親が子どもに教えるときのポイント

前述したように、展開図の問題を解く前にお子さんにはサイコロの構造について理解してもらう必要があります。それを教える際にサイコロの目を描いた立方体と数字を書いた立方体を用意してください。そして、サイコロの目と同じ数字を対応させて見たときに、向かい合う面には同じ数の目と数字があることを教えます。言葉で教えるよりもサイコロの目と数字を直接見た方がはるかに理解しやすいでしょう。

また、サイコロを作るときに面を自由に変えられるようにしておくと便利です。水性ペンで書いて消せるような面にする、数字のカードを入れられるポケット付きの面にするなどの工夫ができます。面が自由に変えられるとサイコロの目だけでなく数字や記号にも変化させられるので、様々な問題に対応することができます。

まとめ

今回は展開図の問題について、お子さんが問題を解くときや保護者の方が教えるときのポイントを解説しました。展開図の問題は実物で確認しながらたくさんの問題をこなすことが大切です。お子さんと一緒にサイコロを作って理解に役立てましょう。

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