【小学校受験】数の問題について徹底解説!

目次

    小学校受験対策!数の問題とは?

    数の感覚を身につけることが大事

    小学校受験の数の問題のポイント、注意点をご紹介

    まとめ

小学校受験対策!数の問題とは?

「数の問題」とは数の多い少ないを考える問題のことで、小学校の算数でいう足し算や引き算の問題にあたります。問題の例をいくつか挙げてみましょう。

①ねこが7ひき、いぬが4ひきいます。どちらが何ひき少ないでしょうか。

②みきさんとしょうさんはおはじきを4こずつ持っています。

みきさんがしょうさんにおはじきをひとつあげるとちがいは何こになるでしょうか。

③8このあめを4人でわけると、ひとり何このあめをもらえるでしょうか。

①はシンプルな引き算の問題です。

②は少々ひねられており、答えは3こでも5こでもありません。この問題は違いを問われているので答えは2こです。ここでは思考力や注意力、文章を理解する力も必要になります。③は分割の問題です。考えるときに〇、×、□、△などの4種類の記号を使ってあめにチェックを入れていくことで、それぞれの記号(人)に2つずつのあめが分けられることがわかります。

数の感覚を身につけることが大事

数の問題を解くためには「数の感覚」を身につけることが大事です。「自分が持っているものを人にあげると自分のものが減る、逆に人からもらうと増える」ということ、「分配する人(もらう人)が増えるとひとりに分けられるものの数は少なくなる」ということなどの感覚が数の問題を解く上で重要です。単純ではありますが、お子さんがこの感覚を身につけるまでは何度も練習問題を解く必要があります。しかし、練習問題だけでなく日常生活の中でも数の感覚を身につけることはできます。

例えば、夕食のときに家族分のコップ5個を用意して、あえて2個にだけ水を入れておきます。そしてお子さんに「あと何個のコップに水を入れればいいかな?」などの質問をしましょう。他にも、9個のお菓子をお子さんの前に置き、「きょうだい3人で分けてね」と言ってお子さん自身に分けてもらいましょう。

このように食器の数、タオルの枚数、おやつの数など日常生活の様々な場面でお子さんは数を意識することができるので、保護者の方が積極的に声をかけていきましょう。お手伝いがてら問題を考えることができる点も効率的です。ご家庭で練習を何度も重ねて数の感覚を養っていきましょう。

小学校受験の数の問題のポイント、注意点をご紹介

【おはじきで練習する】

日常生活の中でお手伝いをしながら数に触れるということをご紹介しましたが、シンプルでわかりやすい練習の仕方におはじきを使う方法があります。おはじきは色や柄の異なるものを何種類か準備して使用しましょう。

例えば、上記の「ねこが7ひき、いぬが4ひきいます。どちらが何ひき少ないでしょうか。」という問題を考えるとき、赤のおはじきを7個、青のおはじきを4個使います。赤のおはじきを横に1列に並べ、その下に青のおはじきを横に1列に並べて答えを考えてみましょう。ここでの注意点はおはじきをきれいに並べるということです。特に赤と青のおはじきがひとつずつ対応するように並べると、どちらが何個少ない(多い)かわかりやすくなります。

【文章で答える】

問題の答えがわかったら答え方にも気を付けましょう。「3ひき!」と答えるのではなく、「いぬが3ひき少ないです」と答えます。お子さんは答えがわかるとつい単語で返してしまうことがありますが、問われたことに対して文章で答えた方が印象が良くなります。これは数の問題だけでなく、口頭試問や面接などでも同じです。受験の準備をする中で、質問には文章で答えるということを意識しましょう。

【ミスをしないために】

似たような問題が出題されても思い込みで解いては危険です。多いと少ないのどちらを問われているのか、〇を書くのか×を書くのかなど、まずは問題をきちんと理解しなければなりません。練習をする際にはこの点に注意してください。また、ペーパーテストでは数えた絵に印(〇、×、斜線など)を書き込むことで数え間違いを防ぎます。

まとめ

今回は小学校受験の「数の問題」について問題の内容やポイント、注意点などをご紹介しました。数の問題はたくさんの練習をこなすことで慣れていきます。日常生活の中で取り入れたり、様々な練習問題に触れたりすることで数の感覚を身につけていきましょう。

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