中学受験、勉強時間はどうやって確保する?

目次

    1日にどのくらい勉強すればいいの?

    勉強時間はどうやって確保するの?

    効率的に勉強するには?

    まとめ

1日にどのくらい勉強すればいいの?

中学受験に向けて子どもたちは日々どのくらいの時間、勉強に取り組んでいるのでしょうか。また、どれだけ勉強すれば受験に成功するのでしょうか。

中学受験をする6年生の平均的な学習時間は1日(平日)に3~5時間程度といわれることが多いようです。しかし、塾の有無、学年、休日など、その日の状況や子どもの置かれている環境によってそれぞれ勉強時間は変わってきます。また、受験する学校によっても勉強時間は変化します。例えば、私立中学校では各学校によって出題傾向が異なり、学校特有の問題も出されます。そのため、それぞれの対策のための時間が必要となります。

「3~5時間勉強しておけば大丈夫、このくらいの時間を確保しましょう」ということは一概には言えないので、お子さんの学習状況などに合わせて勉強時間を考えましょう。

勉強時間はどうやって確保するの?

中学受験をするお子さんの中には、習い事をしていてなかなか勉強時間を確保できないという方もいるのではないでしょうか。そのような場合、どうやって勉強時間を確保すればよいのでしょうか。

悪い例は「睡眠時間を減らす」という方法です。睡眠不足は中学受験にとって天敵です。睡眠不足になることで集中力や記憶力は低下し、疲れが出やすくなります。よく寝ていないと翌日の授業に支障が出て、内容がわからず授業についていけなくなる可能性もあります。お子さんの発達にも悪影響を及ぼすこともあり、睡眠不足はデメリットしかありません。十分な睡眠は不可欠なのです。

良い例としては「すき間時間を活用する」というものがあります。塾に行くまでの時間、迎えが来るまでの時間、お風呂を待っている時間など、生活リズムは崩さず、日々の中でちょこっと空いた時間を活用するのです。このすき間時間には暗記系の学習がおススメです。具体的には漢字や英単語、歴史の年表などです。すぐに取り出したり片づけたりできるような単語帳などを持ち歩いて、すき間時間に勉強しましょう。

効率的に勉強するには?

忙しくて時間の確保が難しいのであれば、できるだけ効率的に勉強したいですよね。受験勉強ではたくさんの量をこなせば良いというわけではありません。限られた時間の中で勉強するには質も大切です。効率よく、質のよい学習をするために、次のことを意識しましょう。

【時間を意識する】

受験本番では決められた時間内に問題を解かなければならず、時間配分が重要になってくるので、普段から時間を意識して行動するようにしましょう。例えば、何時から勉強をはじめるのか、どのくらいの時間で終わらせるのか、何時まで勉強するのかなどを最初に決めてから学習に取りかかる習慣を付けると良いでしょう。自分がどのくらいの時間で問題を解けるのかがわかると、目標に向かって効率よく学習ができるようになり、ダラダラと勉強することがなくなります。

時間の感覚を身につけるためには勉強机に時計を置くようにしましょう。近くに時計を置いて視界に入るようにすると良いですよ。

【復習はすぐにおこなうよう意識する】

人は覚えたことをすぐに忘れてしまいます。時間が経てば経つほど忘れてしまうので、習ったことはできるだけその日のうちに復習しておくようにしましょう。これが効率よく学習内容を覚えるコツです。後回しにするとすでに内容を忘れていたり、次から次へと覚えることが増えたりするので、やはり復習ははやめに済ませておきましょう。

また、間違い直しも同様です。テストなどで間違えることは悪いことではありません。間違えたところをそのままにしておくことが良くないのです。間違えた問題をそのままにしておくと、その後も同じところでミスをします。間違い直しをその日のうちにやって理解することで効率よく学習を進められます。

まとめ

6年生の平均的な1日の学習時間を示しましたが、お子さんによってそれぞれ異なるというのが事実です。受験においては学習の量だけでなく質、つまり学習内容も重要です。限られた時間やお子さんの体力の中で目標を達成するには、すき間時間をうまく活用したり効率よく学習をする工夫をしたりすることが大切です。そして、あくまでお子さんの健康を第一に、睡眠時間を十分に確保して生活リズムが崩れないように保護者の方はサポートしていきましょう。

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