大学受験に個別塾は必須?予備校との違いも併せて解説
目次
予備校と塾の違いは?
個別塾のメリット・デメリットを紹介
個別塾を選ぶ際のポイント
まとめ
予備校と塾の違いは?
【予備校】
予備校は教室や動画による授業で講義形式で行われることが特徴です。そのため、講義中に個別の質問などがしづらい傾向にあります。また、大学入試に特化しているのが一般的で、大学ごとの出題傾向を踏まえた入試対策を受けることができます。
進路の相談や指導のサポートがないことが多いようですが、個別に依頼することで対応してもらえる場合もあります。一般的には志望する大学が決まっており、受験対策に集中したい方向けです。
【塾】
塾では学校の授業と同じように集団で授業を進める形式が多いことが特徴です。学力に応じてクラス分けをして、クラスに合わせたレベルからスタートし、段々とレベルを上げながら進めていきます。
また、講師との距離も近く質問がしやすいのも特徴です。個別の進路相談などにも対応してくれるなど、学校に近い雰囲気のため子供たちも慣れやすく、受験に向けての基礎からの復習をしたい方や、自分で勉強するよりも講師に教えてもらう方が成長しやすいタイプの方に向いています。
個別塾のメリット・デメリットを紹介
【メリット】
講師の担当する人数が少ないので、生徒の状況や学力に合わせて適切な指導を行います。
また、個別塾では講師が多数必要なことから、大学生講師がいる場合があります。大学生講師の場合、現役の大学生から受験や大学の話を聞けるので親近感もわきやすく、学習へのモチベーションも高まりやすいです。
学費面では、予備校に比べて費用が安い場合が多く、校舎が多いため通いやすいです。
生徒に合わせて指導内容を考えてくれるので、どんなレベルの生徒でも安心して通わせることができます。
【デメリット】
メリットが多い反面デメリットも存在します。たとえば、個別で勉強するため友達と競い合うことができません。受験という競争を行う上でデメリットと言えるでしょう。中には、切磋琢磨する仲間がいないことで、モチベーションが下がったりする可能性もあります。
そのため、個別塾では過去のデータや試験結果などを伝えることで周囲を意識させ、モチベーションや緊張感を維持できるように努めてます。
個別塾を選ぶ際のポイント
【人数】
1対1または1対2で指導してくれる塾を選ぶことがポイントです。個別塾や個別指導と言っても、必ず1対1で授業を行っているとは限りません。1人の講師が3、4人見ることもあれば、教室で自習をしている生徒から質問を受けてから個別指導する形式もあります。個別指導には明確な規定がありません。そのため、希望している環境か、塾を選ぶ際にはきちんと確認しましょう。
【カリキュラム】
生徒の学力や志望大学は様々なので、それに合わせた学習計画を立ててくれる個別塾を選びましょう。カリキュラムを丁寧に作ってくれる塾は、きめ細かな指導を行ってもらえることが期待できます。
また、学習計画を定期的に見直し、修正をしてくれるかを確認しましょう。適切かつ明確に計画を立て、マネジメントを行ってくれるかが塾を選ぶ上で大切なポイントになります。
【受験対策】
塾には大きく分けて進学塾と補習塾があり、進学塾は進学のための指導に特化した塾、補習塾は学校の学習を補う指導に特化した塾です。進学塾の中でも、内申対策をメインとする塾と、大学受験をメインとする塾があり、それぞれ指導内容が違うので、必ず指導方針を確認しましょう。
また、大学受験対策をしている塾でも、志望する大学の受験対策に対応しているかを確認しましょう。多くの塾では合格実績として直近の合格者の名前や人数などを公開していますので、志望大学に多くの合格者を輩出している塾を選ぶのがオススメです。
まとめ
大学受験対策では予備校と塾を思い浮かべると思いますが、予備校は受験対策がメインで、個別塾は、受験対策と定期テスト対策の両方がありますので、自分に合った個別塾を選ぶようにしましょう。また、学習環境以外にも費用や通いやすさなど総合的にみて判断することをオススメします。