【小学校受験】家庭学習のメリット・デメリットについて

小学校受験では幼児教室や塾に通うだけでなく、ご家庭での学習も重要な役割を果たします。今回は小学校受験に向けてなぜ家庭学習が必要なのか、家庭学習のメリットやデメリットについて解説していきます。

目次

    【小学校受験】家庭学習とは?

    【小学校受験】家庭学習のメリットについて

    【小学校受験】家庭学習のデメリットについて

    まとめ

【小学校受験】家庭学習とは?

小学校受験をするにあたってお子さんを塾に通わせるご家庭は多くいらっしゃいますが、塾とは別にご家庭で受験に向けた学習をおこなうことを家庭学習といいます。「塾に通っているから大丈夫」ということはなく、ご家庭でのサポートが必須です。

小学校受験では数や図形、比較、お話の記憶などを問われるペーパーテスト、面接や口頭試問など様々な課題が出されます。これらの問題の出題傾向や難易度に慣れ、一定のスピードで解答できるようになるには何度も練習をしなければなりません。そうなると塾だけではなく家庭学習も必要になってきます。

また、生活習慣の確立や経験値を高めること、絵本の読み聞かせ、お絵描きなどは子どもの知識を増やし、感性を磨くことにつながります。これらは塾に通わなくてもご家庭でできることです。学力を高めるだけでなくこのような点も家庭学習の中で身に付けていきます。

【小学校受験】家庭学習のメリットについて

家庭学習のメリットはいくつかありますが、ひとつは通塾費を抑えられるという点です。塾に通うと月謝やテキスト代、夏期講習代などの経費がかかり、早い時期から塾に入るとかなりの支出になります。ですが、家庭学習ならそれらの経費を最小限に抑える工夫ができます。過去問や教材の費用はかかりますが、1度購入すればコピーをして何度も使用可能です。また、それらの問題をもとに保護者の方が数字や物の名前を変えて出題することもできるでしょう。

家庭学習なら通塾にかかる時間がないため、その分の時間を有効活用することができます。また、塾への行き来は子どもにとって身体的負担になりますが、家庭であればそれもなくリラックスして学習に取り組めます。

また、家庭でこそ得られるものがあります。それはあいさつや話し方など生きていくうえで大切なこと、当たり前とされていることです。あいさつであれば朝起きたら家族みんなに「おはよう」を言う、食事の前には必ず「いただきます」と言うなど、すでにおこなっているご家庭も多いのではないでしょうか。話し方については例えば、保護者の方が「今日の夜ご飯は何を食べたい?」と聞いて「ハンバーグ」と単語だけで答えるのではなく、「ハンバーグが食べたい」というように文章で会話をする練習をしましょう。これらはわざわざ塾に行かなくても”しつけ”として教えることであり、生活の中で身に付いていくものです。そして、これらは受験時の面接や口頭試問で役に立ちます。ご家庭でも受験の準備は十分に進められます。

【小学校受験】家庭学習のデメリットについて

家庭学習のデメリットは保護者の方の負担が大きいという点です。まだ小学校入学前のお子さんなので、学習する時は大人が見守りながら一緒に進める必要があります。そのためには一定の時間を確保しなければなりません。また、お子さんが問題や解答を理解できるまで教えなければならない点も保護者の方にとっては負担になるでしょう。

塾に通えばプロによる充実した教育や受験に合格するためのテクニックを教えてもらうことができます。裏を返せば家庭学習ではそれができないということになります。対策として、早い時期からの通塾は避けてまずは家庭学習を進め、受験が近くなってから塾へ通い始める、もしくは受験間近までは最低限の通塾に抑えるという方法があります。

まとめ

今回は小学校受験に向けてなぜ家庭学習をする必要があるのか、家庭学習のメリットやデメリットについて解説しました。塾で学べることはたくさんありますが、それと同じくらい家庭で得られることがあります。ご家庭の事情を考慮しつつ、塾や家庭学習を上手に活用して受験準備を進めましょう。

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