【小学校受験】私立小学校について徹底解説!選ぶ際のポイントも併せてご紹介

小学校受験において、最も重要なのは志望校を決めることですね。特に、私立小学校を受験するお子様が多いと思いますが、数ある私立小学校の中から志望校を決定するのは容易ではありません。また、国立や公立の小学校との違いを把握し、私立小学校のメリット・デメリットを知った上で選ぶことが大切です。今回は、私立小学校について詳しく解説いたします。

目次

    【小学校受験】私立小学校とは?

    【小学校受験】国立・公立の違いとは

    私立小学校を選ぶ際のポイント

    まとめ

【小学校受験】私立小学校とは?

私立小学校は、独自の教育方針やカリキュラムに基づいた授業を展開する教育機関です。小中高の一貫校が多く、大学進学を視野に入れた教育を受けることができます。一方、創始者の考えや意志を教育方針として掲げているミッションスクールのような宗教系の私立小学校もあります。

【私立小学校のメリット①大学受験に有利】

まず、先ほど紹介した小中高一貫校のメリットとして、早期に大学受験の準備ができることが挙げられます。一貫校は、いわゆるエスカレーター式で進学できるシステムを採用している学校が多いので、大学受験に有利なカリキュラムを組んでいる傾向があります。例えば、授業のスピードも、公立学校と比較するとスムーズに進みます。その結果、高校3年次では、大学受験のための授業カリキュラムとなり、じっくりと受験勉強に取り組むことができるのです。

【私立小学校のメリット②教員の異動がない】

公立小学校では、一定時間が過ぎると教員の人事異動があります。そのため、卒業まで同じ先生に教わることは難しいですね。一方、私立小学校の場合は、人事異動がないので、継続的な指導を受けることができます。教師側も、生徒と向き合う時間が長く、性格や特徴をよく把握した上で指導します。これは、保護者にとっても安心できるメリットと言えます。

【私立小学校のメリット③中高大の受験を回避】

内部進学制度がある一貫校の場合、小学校に入学してしまえば、その後の中学・高校・大学受験を避けられるケースがあります。もちろん、在学中の成績や諸条件があるので、必ず進学できるわけではありませんが、厳しい受験戦争を回避できる可能性があります。このように、受験勉強に費やす時間が軽減すると、習い事や部活動に集中できるメリットがあるのです。

【私立小学校のメリット④一定の基準を満たした生徒が集まる】

私立小学校は、入学試験を実施して、合格した生徒が入学できます。そのため、ひとり一人の能力に大差がなく、よい環境で学べるメリットがあります。また、保護者に面接試験を課している私立小学校も多く、人間性や家庭の教育方針を把握しています。その結果、学校で起こりうる問題も、私立小学校の方が少ない傾向があります。

【小学校受験】国立・公立の違いとは

私立小学校と国立・公立小学校、どちらを受験すべきか迷う方も多いと思います。ここでは、それぞれの違いを詳しく解説いたします。

【教育方針】

私立小学校は、独自の教育方針を掲げている学校が多いです。一方、国立小学校は、国が教育研究機関として設置しています。そのため、授業は、研究に基づいたカリキュラムで実施され、質の高い指導が期待されています。そして、公立小学校は、都道府県や市町村の教育委員会が運営している教育機関です。住んでいる学区の小学校に入学し、受験の必要はありません。教育内容は、地域の教育委員会の方針に基づき、独自のカリキュラムが組まれることは、ほとんどありません。

【入学試験の有無】

まず、公立小学校には入学試験がありません。一部の公立小学校では、入学前の児童に適性検査を実施するケースもありますが、合否はないです。一方、国立小学校の入学試験は、1次試験が抽選となります。受験では、学区が指定されたり、3次試験まで課せられるケースもあります。私立小学校は、学区に関わらず自由に選択できる点が、国立小学校と違います。

【学校の設備】

私立小学校の魅力の一つに、充実した施設や設備が挙げられます。教室のエアコン設置率も、私立小学校の方が高い傾向があります。また、オンライン授業の導入やタブレット端末を用いた授業など、公立小学校よりも先進的な教育を受けることができます。

【使用する教科書】

私立小学校の授業で使用する教科書は、主に学校長が決定する傾向があります。独自のカリキュラムや重視する科目も異なるため、教科書の選定も学校ごとに違います。一方、国立小学校は、国の研究に基づいた授業内容が特徴です。そのため、教科書は、学習指導要領に沿って選定されます。そして、公立小学校は、地域の教育委員会が決めた教科書を使用します。

【学費】

私立小学校は、国立や公立小学校に比べて、学費が高い傾向があります。教材費や諸経費などで、1年間にかかる学費が高くなります。一方、国立小学校の多くは、国立大学附属小学校となっています。学費は無料で、給食費や教材費などの負担のみです。公立小学校も同様に学費はかかりません。

私立小学校を選ぶ際のポイント

私立小学校を受験する際、お子様をどの学校に入学させるべきか悩みますよね。ここでは、小学校受験における、私立小学校を選ぶポイントを解説いたします。

【通学時間・場所】

毎日通う小学校ですので、通学時間や場所は重要なことですね。私立小学校では、学区の指定や通学制限がほぼないため、選択の幅が広がります。現実的に考えると、片道60分以内が推奨されますが、まずはお子様の体力を考慮して選ぶと良いです。

【校風・教育方針】

私立小学校は、学校ごとに特色があります。そのため、お子様が馴染めるような校風を掲げている小学校を選びましょう。例えば、自由な校風の小学校や芸術やスポーツが盛んな小学校など、お子様が楽しく通えることが望ましいですね。

【男子校・女子校・共学】

私立小学校には、男子校・女子校・共学校があります。お子様の性格やご両親の教育方針を踏まえた上で、どの小学校が適しているか考えてみましょう。また、それぞれのメリットやデメリットも理解して、お子様に最適な小学校を選ぶことが大切です。

【大学までの一貫校】

私立小学校の多くは、小中高大の一貫校です。将来的に、大学進学まで視野に入れた場合、一貫校は魅力的ですよね。ただし、内部進学が厳しく受験が必要なケースもあるため、学校のパンフレットやホームページを見て、よく検討してください。

まとめ

今回は、私立小学校の特色や国立・公立との違いや、選び方のポイントを解説いたしました。独自のカリキュラムで自由度が高い私立小学校を選ぶ際は、まずお子様に合っているか見極めることが大切です。知名度にこだわらず、お子様の教育に最適な私立小学校を選びましょう。

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