高校受験における内申点について解説!

目次

そもそも内申点とは?

内申書の評価を上げたい

内申点が足りない場合はどうするのが正しい?

まとめ

そもそも内申点とは?

高校受験の時には、【内申点】や【内申書】と呼ばれるものがあります。中学での成績や学校生活について記載されています。内申書は中学校の先生が作成していて、それぞれの生徒が受験する高校に提出する書類になります。

また、内申書には内申点が記載されており、中学校で学習する9教科の評定を5段階でつけている点数のことです。高校受験で合格するには、内申に関しての正しい知識を持ち、評価を上げれるように心がけましょう。

気になる方も多いと思いますが、内申書は自分が見ることはありません。内申書には色んなことが記載されていますが、基本的には各教科ごとの評定です。

次に、内申点の具体的な計算方法について解説していきます。

東京都を例にしますと、一般入試と推薦入試にわけられます。

東京都の一般入試の場合、中学3年生の2学期の内申点を使用します。なお、一般入試では学力試験の点数も含めて内申点が算出されるので注意してください。

東京都では、【試験の点数:内申点=7:3】と決められてます。試験の点数が700点満点、内申点が300点満点として計算されます。加えて、これに実技教科の評定値×2で合計した点数=総合得点になります。

東京都の推薦入試では、中学3年生の2学期の内申点が入試に使われます。

計算方法は、【9教科×5点満点=45点満点】となっており、中学で学習する全ての教科が内申点の対象となっているのが特徴です。

内申書の評価を上げたい

内申書の評価を上げたいなら、定期テストで高い点をとることがポイントです。定期テストでは、授業で習った範囲から出題されるのが一般的です。内申点で「4」を目指すなら定期テストでは85点以上、「5」なら95点以上の点数を取ることが必須条件となります。

自分が評価を上げたいと考えている科目の問題をちゃんとマスターしておくことが重要です。定期テストでは、小テストで出題された問題と同じものが出題される可能性がありますので、日頃の小テストの点数も意識するようにしましょう。テスト前に慌てて長い時間勉強するよりも、短い時間でもいいので毎日コツコツと勉強した方が、定期テストで良い点数を取ることができます。

内申書の評価には、授業中の態度も関係してきます。授業態度が悪いと、いくらテストで点数が良くても評価自体が下がる可能性がありますので注意が必要です。

また、高校によっては、学力だけではなく生活態度も重視している高校もあります。生活態度を重視している高校を受験する場合は勉強以外の活動をして、実績を残しておくのがベストです。加えて、高校によっては部活動などの成績が加点されることもあるので、具体的な加点方式を入試案内の際に確認しておくといいでしょう。

内申点が足りない場合はどうするのが正しい?

志望校が決まっているが、内申点が足りていないことに気付くと焦るでしょう。しかし、内申点が足りない場合でも、その後の行動次第で挽回できる可能があります。ここからは、内申点が足りない場合、どのような行動をすることが正しいのかを解説していきます。

高校受験では、内申点だけではなく、当日行われる学力試験との合計得点で合否が決まります。なので、内申点が低い方でも学力試験の結果次第では合格できる可能性があります。

ただし、学力試験の結果が同じで内申点が高い生徒と低い生徒がいた場合、内申点が高い生徒が合格する可能性が高いので、この点は理解しておきましょう。

また、第一志望の高校を決めたら、簡単に変えないのが一般的です。ただし、内申点が足りずに、入試でいい点数を取らなければ合格できる可能性が低いなど特別な理由がある場合は、志望校を変更することを視野に入れた方がいい場合もあります。難易度の高い高校の入試で高得点を取るのは簡単じゃありません。中学校の先生や親に相談するなどして1度志望校について考えることも大切です。

まとめ

どんなに勉強ができても、普段の授業態度が悪かったり、テスト対策を適当にやっていると内申書に影響が出てしまう可能性があります。学校側が合否を判断する上で重要な指標となるものです。内申書の評価を下げないためにも、普段から受験対策を視野に入れながら、毎日勉強を積み重ねながら、普段の授業態度に気を付けたり、定期テストで高得点を取ったりするなど、内申書の評価を上げる努力が大切になります。

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