【小学校受験】意外と間違える?しりとりの問題について解説

小学校受験のペーパーテストで頻繫に出題されるしりとり問題。出題方法は、いくつかの条件に基づいてしりとりをするケースが多いです。過去の問題を見てみると、大人でも考え込んでしまうような難題もあり、日頃のトレーニングは欠かせません。今回の記事では、意外と間違えやすい、小学校受験のしりとり問題について詳しく解説していきます。

目次

    【小学校受験】しりとり問題とは?

    しりとり問題の対策法

    しりとり問題で気をつけるポイント

    まとめ

【小学校受験】しりとり問題とは?

まず、しりとり問題とは、どのようなテストなのか例題を挙げてみます。例えば、動物のイラストを見て、→に沿ってしりとりを埋めていく問題。文字数は、▢▢▢と記載されているケースや、サイコロの目で判断するケースなどがあります。動物のほかにも、果物や昆虫、乗り物や楽器など、様々な条件のもとで出題されています。決められたカテゴリーの関連ワードでしりとりをすることは、大人でも簡単ではないですね。では、しりとり問題の出題例を挙げて解説いたします。

【絵を見ながら線でつなぐ問題】

基本的なしりとり問題です。例えば、動物や遊び道具、食べ物の絵を、しりとりになるように線でつないでいきます。

【〇番目にくるものは何?】

しりとり問題では、言葉をつないで「〇番目はなんでしょう?」または「3番目に丸をつけましょう」と出題する小学校もあります。この場合、しりとりができても問題文の意味が理解できないと正答率は下がります。そのため、実践問題に取り組む段階では、このような形式にも慣れておくと良いです。

【最後の言葉は何?】

しりとりをつないで、最後の言葉を答えさせる出題形式です。この場合も、問題文の指示に従えるかが問われるしりとり問題と言えますね。

≪しりとり問題を解くために必要な力≫

①語彙力

まず、しりとり問題を解くためには、語彙力つまり物の名前を覚える必要があります。しりとり問題の正答率は、語彙力があるかどうかで決まってしまいます。たとえ、思考力や瞬発力があっても、物の名前が分からなければ、しりとり問題に対処できませんね。

②思考力

次に、しりとり問題は、イラストが表す言葉や、その言葉の最後の文字をきちんと認識できるかが問われます。そのため、一定の思考力を伸ばしていくことが大切です。同時に、しりとりのルールや問題文を理解しているか、基本的な能力も必要不可欠ですね。

③瞬発力

語彙力や思考力を固めたら、しりとり問題に必要な瞬発力も鍛えましょう。小学校受験では、決められた時間内に答える瞬発力が不可欠です。しりとり問題も、制限時間で次々と言葉を繋げていく力が求められます。瞬発的な思考能力を強化し、すばやく答えるトレーニングを続けて、しりとり問題をクリアしていきましょう。

しりとり問題の対策法

【語彙力を強化】

しりとり問題を解くためには、まず語彙力を強化していきましょう。例えば、お花や動物が描かれているカードを使い、名前を答えさせていきます。カードの裏には正解を書き、一緒に答え合わせをします。いろいろなカテゴリーのカードを使い、日頃からトレーニングをすることが大切です。さらに、絵本の読み聞かせも、お子様の語彙力を育てる効果が期待されています。受験勉強でも、退屈させず遊び感覚でトレーニングを続けていきましょう。

【様々なしりとり問題に取り組む】

しりとりに慣れてきたら、小学校受験に出題される応用問題にも挑戦してみましょう。例えば、「3文字しりとり」のように、簡単な条件をつけてみます。音の数を揃えることで、テンポよく答えることができるので、瞬発力も強化されます。続いて、少し難易度を上げた、しりとり問題「覚えてしりとり」です。これは、前の人が言った言葉を覚えて、つなげていく応用問題。例えば、「りんご→りんご・ごま→りんご・ごま・まつり」とつなげていきます。このように、暗記力や思考力、瞬発力が試される難しいしりとり問題を取り入れていくことが重要です。

【逆しりとり】

言葉の最後の文字をつなげるしりとりに対して、言葉の頭の文字をつなげる「逆しりとり」を覚えると、より、しりとりに強くなります。最後の文字を探すよりも、頭の文字を探す方が言葉が出てきやすい傾向があるからです。例えば、「ご」で終わる物は?と「ご」から始まる物は?では、どちらがすばやく答えられるでしょうか。逆しりとりを練習しておくと、応用問題にも対応できて便利です。ただし、混乱させないように工夫をして取り組んでみましょう。

【しりとりを習慣にする】

しりとりは、教本や道具が不要ですので、自宅でもトレーニングができます。日頃から、言葉遊びの一環として、しりとりを取り入れる習慣をつけてみましょう。しりとり問題に慣れるだけではなく、親御さんとのコミュニケーションもとれて、一石二鳥です。また、移動時間やちょっとしたスキマ時間にしりとりをするだけでも、語彙力や思考力のトレーニングになります。

【実践問題に取り組む】

小学校受験の本番が近づいてきたら、問題集などの実践問題に取り組んでいきます。しりとり問題は、いくつかの条件に沿って答える形式が多いので、実践問題はとても重要です。問題文の内容を理解し指示に従って答えることができるか、受験本番に向けて強化していきましょう。

しりとり問題で気をつけるポイント

【類似問題に注意】

言葉の問題には、しりとりと類似した「まんなかとり」や「にばんめとり」という出題形式があります。その名の通り、言葉の真ん中や2番目の文字をとっていくので、しりとりに比べて混乱しやすいです。まず、しりとり問題として出題された場合は、問題文に「まんなかとり」や「にばんめとり」と指示されていないか見落とさないことが大切です。

【正しい言葉を覚える】

例えば、イラストを見てしりとりをつなぐ問題で、「イチョウ」を「はっぱ」、「キツネ」を「ネコ」などと認識してしまうケースがあります。その結果、しりとりがつながらず、正答が導き出せなくなります。曖昧な覚え方をしないように、教本や問題集を使ってトレーニングをしていきましょう。

まとめ

今回は、小学校受験のしりとり問題について解説してきました。しりとり問題には、様々な出題形式があるので、段階的にトレーニングをして、最終的に実践問題で強化していきましょう。しりとりは、日頃から遊び感覚で取り組めるので、楽しみながら力をつけてください!

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